第237回「101歳の確言」
2016年4月5日(火)に開かれた当社放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、2016年3月26日(土)放送「AABスペシャル101歳の確言」について、審議会委員からご意見、ご提案を頂きました。
委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。
- むのさんの人としての生き様、ジャーナリストとしての生き方、番組のメッセージ性など、色々なものを伝える性格を持ち、30分ながら非常に中身の濃いすばらしい作品だった。
- 反戦の精神を貫く姿が示され、今この時期にこの番組を作ったことに意義がある。
- 声、語り口、身振り手振りなど、講演のシーンでは聴衆に向けてのエネルギーが伝わってきた。“迫力”が随所に見られ、ドキュメンタリーとはこういうものかという印象を持った。
- なかなか聞くことが出来ないむのさんの生の声を聞くことができてよかった。 言葉が力強く迫ってきて「信念を背景にした言葉はとても重いものになる」と感じた。
- ナレーションは聞き易かった。福盛田アナウンサーの起用は成功。
- むのさんのコメントが、ときどき聞き取りづらく、文字スーパーでのコメントフォローが欲しかった。
- ナレーションの分量が多く感じた。むのさんの肉声を余韻を持って聞きたかった。
- 番組に登場する新聞記者、女子大学生とのかかわり、むのさんの過去についての説明が 不十分だった。
- 講演シーンは、同じような映像の「キリハリ」で、せわしなく感じられた。
これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。
- むのさんの言葉の勢い、迫力を最後まで損なわず30分間引っ張ることを心がけた。 一方で30分に収める為に登場人物とのかかわりや過去についての説明を省いた。
- ナレーションの分量は、極力、抑えたつもりだったが、もう少し精査すればよかった。
- 「キリハリ」の印象はまさにその通り、どう見せるのかが難しかった。 今回頂いたご意見は次回以降にいかしていきたい。
次回(5月)は「スーパーJチャンネル トレタテ!」を審議頂く事としました。