放送番組審議会

第231回「新・にほん風景遺産 「奥の細道」紀行 象潟・九十九島~芭蕉が憧れた絶景と鳥海山の恵み~」

2015年09月01日

放送番組審議会 2015年9月1日(火)開催

第231回「新・にほん風景遺産 「奥の細道」紀行 象潟・九十九島~芭蕉が憧れた絶景と鳥海山の恵み~」

2015年9月1日(火)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は2015年7月4日(土)放送 ≪新・にほん風景遺産≫「奥の細道」紀行 象潟・九十九島~芭蕉が憧れた絶景と鳥海山の恵み~について、審議会委員からご意見をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 番組の冒頭に「秋田県民歌」が使われ、県民の一人として、どんな番組になるのか一気に期待感が膨らんだ。
  • 鳥海山の自然や風景の素晴らしさだけではなく、奥の細道にまつわるエピソードや周辺地域の文化遺産、伝統行事、海や山の幸、更には地域の人達の暮らしぶりにも触れていた点が番組に奥行きを与えていた。
  • 芭蕉が見たであろう当時の情景を彷彿とさせる素晴らしい映像が随所にあり感動した。
  • 下平アナウンサーの落ちついたナレーションや効果的な挿入歌とBGMが番組にマッチしていた。
  • 番組冒頭の「秋田県民歌」は秋田県民には大きな感動を与えたかもしれないが、県外の人には、制作者の意図がうまく伝わったのか疑問に感じた。
  • 出演者(旅人)中本賢さんの話し方や言葉の表現がやや平凡に感じた。旅人としての存在感をもう少し前面に出しても良かったと思う。
  • 映像の補足説明や地図表記など、もう少し丁寧に紹介してほしかった。
  • 番組タイトルが長く、もっと端的な言葉で表現した方が良かったのではないか。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • BS朝日との共同制作番組の為、撮影スケジュールを含め様々な面で制約があった。
  • 多くの要素を盛り込むことを優先した為に、映像の補足説明や地図表記など細かな配慮が行き届かなかった。
  • 山や川など自然に造詣が深い中本賢さんが一人、「自然の中を自由に旅する」という番組コンセプトの中で、彼が感じたありのままを映し出したかった。
次回(10月)は「サタナビっ!」を審議頂きます。