放送番組審議会

第228回「テレメンタリー2015 たった一人の新聞社~活版印刷で半世紀~」

2015年05月12日

放送番組審議会 2015年5月12日(火)開催

第228回「テレメンタリー2015 たった一人の新聞社~活版印刷で半世紀~」

2015年5月12日(火)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は2015年5月9日(土)深夜放送「テレメンタリー2015 たった一人の新聞社」について、審議会委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 「超高齢化社会」や「過疎」など、今の秋田県が抱える課題までも描き出す メッセージ性あるドキュメンタリー番組に仕上がっていた。
  • モノトーンの色調、ショートムービーを観ている様な完成度の高い作品だった。
  • 映像の美しさに加え、現場での音の拾い方、使い方も実に見事だった。 印刷機の油やインクの匂いまでもが伝わるリアリティーさもあった。
  • ナレーターにアイドル(乃木坂46)生駒里奈さんを起用したことで、 幅広い層に観てもらえる番組になったのではないか。 少し幼さが残る「語り」が、むしろ番組にマッチしていた様にも感じた。
  • 登場人物が少ないと感じた。新聞を通して地域の繋がりも見てみたかった。
  • 若い世代の声をもう少し聞いてみたいと思った。
  • 生駒里奈さんのナレーションには、やや違和感があった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 上小阿仁新聞社には村内電話が設置されているのみで村外からの連絡手段が なかった為、無予告で何度も現場に通うことになった。 結果的にはそれが加藤隆男さんらとの信頼関係を築くことが出来た。
  • 若い世代への取材も試みたが、現場で若い人達に出会えなかった。今回の取材では「過疎」「超高齢化」の壁も立ちはだかった。
  • 生駒里奈さんのナレーター起用には、ディレクターとしてのイメージの中で 彼女が相応しいと感じた。 一生懸命取り組んでくれた結果として、全国からも好意的な反響が寄せられている。
次回(6月)は「報道ステーションSUNDAY」を審議頂きます。