放送番組審議会

第224回「蔵と暮らす~増田 内蔵が継ぐ栄華の記憶」

2015年01月14日

放送番組審議会 2015年1月14日(水)開催

第224回「蔵と暮らす~増田 内蔵が継ぐ栄華の記憶」

2015年1月14日(水)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は2014年11月29日(土)放送の「蔵と暮らす~増田 内蔵が継ぐ栄華の記憶」について審議会委員からご意見ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 歴史、伝統、文化、人々の暮らしなど、丁寧な取材で増田の全てが凝縮された番組。まさに永久保存版ともいえる見応えのある作品だった。
  • 黒漆喰の扉など、歴史的にも価値のある蔵の映像がふんだんに盛り込まれ、秋田の魅力をまた一つ知ることが出来た。
  • 蔵と暮らす地元の人達の熱い思いも丁寧に描かれ、観光への取り組みなどもバランスよく表現されていた。
  • 女優、木野花さんのナレーションは落ち着いた語り口で番組にとても合っていた。また、BGMとのバランスも良かった。
  • 蔵のドリー撮影や街並みを高い位置から撮影するなどカメラワークも見事だった。
  • 秋田に詳しくない視聴者が観た場合、場所を示す地図や増田を紹介する補足説明など情報がやや不足していた。また、蔵の平面図なども盛り込めれば、番組への理解度は更に深まったと思う。
  • 全体的に同じようなトーンで番組が進んだため冗長な印象を受けた。
  • 蔵を公開していない人達などの取材もしてほしかった。また、脚光を浴びるきっかけとなった写真集「増田の蔵」についても詳しい紹介があれば更に良かった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 美しい蔵の映像を観せる事を第一に考え、今回は、字幕などの情報量もあえて抑えた。
  • 動きの少ないインタビューなどもあり、映像的にやや単調な印象を与えてしまったかもしれない。
次回(2月)は、「ぶじょほ」について審議いただきます。