放送番組審議会

第220回「テレメンタリー2014 田園~ものづくりで里は輝く」

2014年07月01日

放送番組審議会 2014年7月1日(火)開催

第220回「テレメンタリー2014 田園~ものづくりで里は輝く」

2014年7月1日(火)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、2014年6月28日放送の「テレメンタリー2014 田園~ものづくりで里は輝く」について、審議会委員からご意見ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 全体を通してファンタジーの世界に入り込んだように心にしみ入る良い作品だった。
  • 人に焦点をあてた人間ドキュメンタリー作品。番組に登場する人物の想いや、松本さんとの関係性が良く描かれた秀作だった。
  • 現場の音や場面ごとに変わる音楽なども工夫され、最後まで飽きずに観ることが出来た。
  • 田園風景などの映像が見事だった。
  • ナレーター(奥貫薫さん)の作品にとけこむ「語り口」が番組にとても合っていた。
  • 番組タイトル「田園~ものづくりで里は輝く」が判り辛かったように感じた。
  • 30分番組にしては登場人物が多く、彼らがつくった「(芸術)作品」もあまり出てこない。内容を少し詰め込みすぎた感じがした。
  • 多くの工芸作家が登場する中で、全員がアーティストとして自活出来ているのかなど、日常の様子がもう少し描き出されていたら更によかった。
  • 番組の放送時間が深夜2時過ぎでは、どれだけの視聴者が観てくれるのか。素晴らしい作品だけに残念な気がした。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 番組タイトルの「田園」は、今回の舞台となった「雄和地区」の風景そのものから付けたもので、何か説明的な言葉を選ぶ中で「ものづくりで里は輝く」というサブタイトルを付けた。中身とのミスマッチを感じさせたとすれば今後にいかしていきたい。
  • 30分番組の中で全てを表現する難しさを改めて強く感じた。彼らの日常の姿や「(芸術)作品」があまり出てこないのも、登場人物それぞれの人と人との繋がりに焦点をあてた構成にしたため。
  • 番組の放送時間には課題もあるが、今回に限らず、自社制作の「テレメンタリー作品」については、より多くの人に観て頂ける様、日中の時間帯での再放送を行っている。
次回(9月)は、「心で勝つ・秋田ノーザンハピネッツ2013-2014」について審議いただきます。