放送番組審議会

第207回「スーパーJチャンネルSP “震災”いまも・・・732日目の現実」

2013年04月09日

放送番組審議会 2013年4月9日(火)開催

第207回「スーパーJチャンネルSP “震災”いまも・・・732日目の現実」

2013年4月9日(火)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。今回は、「スーパーJチャンネルSP “震災”いまも・・・732日目の現実」について、審議会委員からご意見ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 震災から2年が経ち、興味・関心が薄れていく中で、改めて被災地の現実を認識させる、すばらしい内容だった。
  • 総じてカメラアングルに迫力があり、素晴らしい映像だった。
  • 追悼式典の地震発生時の黙とうの際、時計の文字盤の中に被災各地の映像を取り込んだシーンはとても印象的だった。
  • 番組の最後に、震災当日3月11日に生まれた子供を取り上げていたが、とてもよい終わり方だった。この子供たちの将来に向けての私たち大人の責任を感じさせられた。
  • 特に番組後半のCM量がとても多く感じた。
  • 義援金がどう管理されて、どう使われているのかを伝えてほしかった。
  • 気仙沼からの上山千穂アナの中継リポートの際の髪の乱れが気になった。
  • 防潮堤や工場などのハードの部分の復興だけではなく、不足しているボランティアの問題など、ソフト部分の現実も伝えてほしかった。
  • 被災3県のローカル局が制作したコーナーは、やや内容が薄く中途半端な印象だった。
  • ひとつひとつのコーナーはとても素晴らしい内容だったが、総合的に何を伝えたかったのかが希薄だった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 番組のコンセプトとして、今起きていることの現実と伝えてくべき現実の、2つの現実という言葉にこだわって制作した。
  • カメラアングルに関しては、クレーンカメラやラジコンヘリを使用するなどして撮影した。
  • CMに関しては、前半に追悼式の中継があった関係で、どうしても後半厚くせざるを得なかった。
  • 3時間とはいえ、伝えられる内容には限りがあった。義援金の問題、ボランティアなどのソフト面の問題、復興への提言について、今後の番組づくりの課題とし、日々取り上げていきたい。
その他、放送法に基づき公表する2012年10月~2013年3月に放送した番組の
「放送番組の種別ごとの放送時間」について報告しました。
次回(5月)は、リニューアルした「サタナビっ!」について審議いただきます。