放送番組審議会

第201回「元気印の女将たち みちのく温泉旅館を訪ねて」

2012年09月04日

放送番組審議会 2012年9月4日(火)開催

第201回「元気印の女将たち みちのく温泉旅館を訪ねて」

2012年9月4日(火)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、「元気印の女将たち みちのく温泉旅館を訪ねて」について、審議会委員からご意見ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 「元気印の女将」という番組の軸がブレていなかった。女将の人柄や特徴、笑顔がよくとらえられており、ぜひ女将に会ってみたいと思わせる番組だった。
  • 東北在住の人間ならではの目の付けどころを感じ、東北に観光客を呼び寄せたいという気持ちが伝わった。
  • 女将からよい台詞を引き出していて、女将と制作スタッフ、タレントとのコミュニケーションがとてもよかったのだと感じた。
  • 羽佐間道夫さんのナレーションは緩急が実に自在で、非常に聞きやすかった。
  • 東北6県の温泉宿と女将を紹介していたが、各県の紹介方法や掘り下げ方の方針が分かりにくかった。
  • 番組後半は他の観光番組と同じお決まりの展開となり、マンネリな印象を受けた。
  • 景勝地に温泉宿がある場合、その場所の景色がもっとも美しい時期に取材をするなど、もっと季節を意識すべきだったのではないか。
  • 宮城県の温泉宿で「たけのこ採り」の様子を紹介していたが、「たけのこ採り」には危険が伴うことを、ナレーションなどで伝えるべきだったのではないか。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 震災後の日常というなかで、温泉宿の女将がいかに奮闘しているのかをテーマに制作した。
  • 女将には「番組で元気を分けてほしい」と依頼して、出演を了解していただいた。ただの温泉宿の紹介番組であれば断られていた。
  • 女将の人となりに焦点を充てるつもりだったが、部屋や風呂、食事なども紹介することで、ボケてしまったかもしれない。
  • 女将の心の中の元気を伝えるため、起用したタレントは「女将と視聴者との橋渡し役」と位置付け、敢えて前面には出さなかった。
  • 羽佐間道夫さんは、「東北のために」ということで快くナレーターを引き受けてくれた。
次回(10月)は「スーパーJチャンネルあきた」について審議いただきます。