放送番組審議会

第200回「とうほく元気です!TV」

2012年07月03日

放送番組審議会 2012年7月3日(火)開催

第200回「とうほく元気です!TV」

2012年7月3日(火)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、「とうほく元気です!TV」について、審議会委員からご意見ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 地域に密着した番組で、観光や食に頼ることなく、東北地方の人々の暮らしぶりをよくとらえていた。
  • 人々の生活エリアが広がり、他県との結びつきが強まるなか、東北ブロック6局が協力して制作している番組の必要性は高まっている。特に東日本大震災後は重要かつ意義深い。
  • 出演者のパーソナリティが魅力的で親近感があり、視聴者に元気を与えてくれる感じがした。
  • カメラマンがモーターパラグライダーに乗り、東北地方を撮影する「須藤彰の空紀行」は、東北各地区の景色や自然を鳥の目線で見せており、非常に爽快なコーナーだ。
  • 番組のカラー、コンセプトが曖昧な気がした。
  • 青森県出身のお笑い芸人が東北各地を探索する「ボクの細道」というコーナーは、ほのぼのとしている一方、趣旨がハッキリしないように感じた。
  • スタジオのセットがやや寂しい印象を受けた。
  • タイトルがタイトルだけに、東日本大震災からの復興に向けて頑張っている人々の様子を、毎週取り上げていった方がよいのではないか。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 東北6県の番組として、「みんなで東北を元気に」をテーマに番組づくりを進めている。
  • 観光や食の紹介とは異なる目線で、東北地方の魅力や人々の心の温かさ、自然などを紹介しているが、今後も芯をぶらさずに制作していきたい。
  • スタジオセットについては改善の検討をしているが、スペースの問題もあって実施には至っていない。現在はカメラワークなどで工夫をしている。
  • 毎回震災復興を前面に出すということはしていないが、テーマによっては随時行ってきた。今後も継続すべき取り組みとして考えている。