放送番組審議会

第197回「シリーズ輝石の詩file6 雅なる香りの国 ~秋田漬物文化 その味を未来に残すために~』」

2012年04月03日

放送番組審議会 2012年4月3日(火)開催

第197回「シリーズ輝石の詩file6 雅なる香りの国 ~秋田漬物文化 その味を未来に残すために~』」

2012年4月3日(火)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、「シリーズ輝石の詩file6 『雅なる香りの国 ~秋田漬物文化 その味を未来に残すために~』」について、審議会委員からご意見ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 「輝石の詩」のシリーズのこれまでの番組に比べ、今回は新鮮さや軽やかさがあり、新境地の開拓を目指しているように感じた。
  • 山内三又地区(横手市)の自然の美しさが映像や鳥の声の音でよく表現されていた。
  • ナレーターの声の調子や読むスピードがちょうどよかった。また温かみも感じた。
  • 漬物(がっこ)文化を通じて、地域の文化をどのように伝えていくべきかを考えさせてくれた。
  • これまでの「輝石の詩」シリーズの番組に比べて感動的な場面が少ない印象を受けた。またメリハリやインパクトが足りないようにも感じた。
  • 漬物に含まれる塩分は昔に比べて減っていると思うが、もっと強調した方がよかったのではないか。
  • 秋田の漬物がどのような意味で「知名度NO.1」なのかよく分からなかった。
  • 番組の背景部分が、白っぽい部分が多かったため、画面右上の白いスーパーがよく見えなかった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 「輝石の詩」シリーズでは“祭り”をテーマにした番組が続いていたため、今回はテーマを検討する段階で、対象から外した。祭りは当日にピークを迎えるため、メリハリやインパクトをつけやすい面があるが、今回はテーマがテーマだっただけに、そのような面で苦心をした。
  • 最初は浅舞婦人漬物研究会の活動を柱に制作する予定だったが、取材中、秋田大学生のプロジェクトと漬物生産者との活動を知り、2本柱の構成にすることとした。その結果、番組のメリハリが希薄になったかもしれない。
  • 漬物の塩分量を控えめにしていることは生産者から聞いていたが、これを強調した場合、何も知らない視聴者がどのような印象を抱くのか苦慮した。よって敢えて強調しないことにしたが、避けるべきではなかったと思う。
  • 番組を見て、視聴者それぞれが自分の昔の食卓の様子や漬物の色や匂いなどを思い出してくれればと思い、制作にあたった。
その他、放送法に基づき公表する2011年10月から2012年3月に放送した番組の
「放送番組の種別ごとの放送時間」について報告しました。