第194回「スーパーJチャンネルあきた年末スペシャル ~震災ゼロ年 明日へ~」
2012年1月17日(火)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、「スーパーJチャンネルあきた年末スペシャル ~震災ゼロ年 明日へ~」について、審議会委員からご意見ご提案をいただきました。委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。
委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。
- 和気・千田アナウンサーは安定感があり、安心して見ることができた。
- 単にこの1年の出来事を振り返るだけでなく、防災などの将来の課題にも迫っていたため、番組のメッセージが多くの視聴者に届いたのではないか。
- 震災をテーマとした様々な企画は、具体的な数値を示して展開しており、分かりやすかった。
- 秋田の防災力を検証したり、震災がれきの受け入れ問題を紹介するなど、番組の焦点がよかった。
- 震災をテーマにした部分が重かったゆえに、番組後半のスポーツの部分がやや軽い印象を受けた。
- 秋田市にある、三陸沿岸の物産を扱うアンテナショップからの中継時、塩地アナウンサーのリポートの声がやや甲高い印象を受けた。落ち着いたトーンの方がよかったのではないか。
- ノーザンハピネッツの1年と今後の抱負を紹介するコーナーではバスケットの専門用語を使う場面が多かったため、関心のない視聴者にはチームの状況や意気込みなどが理解しづらかったのではないか。
- 震災がれきの受け入れについて、これからの課題、対策、展望という点で突っ込み不足の印象があった。行政マンだけではなく識者の見解があってもよかったのではないか。
これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。
- 今回の年末SPでは、単に震災を総括するのではなく、秋田の防災力を検証したり、震災がれきの受入れ状況や課題などを紹介することで、今はまだ“通過点”という現状を伝えたかった。
- 震災を乗り越えるにはスポーツの力が欠かせない。それを伝えたかったが表現しきれなかった。
- 三陸物産のアンテナショップからの中継は、復興に向けて頑張って活動している様子を伝えるために、元気なトーンでリポートすることとした。
- 現場からの展開を重視したため、あえて識者は起用しなかった。
- 今後も、被害を少なくするライフラインとしての放送局であるという意識を高め、長期的に取材をし、日々の放送のなかで減災・防災について提言していきたい。
次回(2月)はテレビ朝日系列東北ブロック共同番組
『ようこそ 東北へ 震災を乗り越える三ツ星観光地』について審議いただきます。