放送番組審議会

第192回「テレメンタリー2011 もう1度声を聞かせて」

2011年10月05日

放送番組審議会 2011年10月5日(水)開催

第192回「テレメンタリー2011 もう1度声を聞かせて」

2011年10月5日(水)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、「テレメンタリー2011 もう1度声を聞かせて」について、審議会委員からご意見ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 前向きに生きる母子を通して生きることの意味を考えさせられた、素晴らしいドキュメンタリー番組だった。
  • 事故当初に比べて、真悟さんの表情が豊かになっている様子がうかがえ、母親からの信頼を得て長期間に渡っての取材を行ったことが理解できた。
  • 宮城さつきさんのナレーションは非常に落ち着きがあって、番組にマッチしていた。
  • メッセージ性の高い音楽が流れたり、場面ごとに音楽が変わったりしていて、BGMとナレーションを聞くだけでも内容が分かるような番組だった。
  • リハビリテーション医学の進歩と素晴らしい機能回復ボランティア団体の存在を教えてくれるとともに、介護に携わる方をはじめ、多くの方々に勇気と希望を与えてくれた。
  • エンディングでの真悟さんの唇の動きは、今まさに声が出てきそうに感じた。
  • 番組の構成がやや単調な印象を受けた。
  • 母親だけではなく、父親や弟の思いも聞きたかった。
  • 真悟さんの友人の結婚式後、「真悟さんの結婚式を見たいですか」という母親への問いかけには少々引っかかるものを感じた。
  • エンディングでの真悟さんの表情の映像が短かったため、余韻に浸る間もなくCMが突然挿入された感があった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • エピソード1つ1つに意味を持たせたが、その移り変わりにブリッジがなかったため、番組がやや単調になってしまった感がある。
  • 30分という短い番組のため、内容が散漫にならないよう母親を中心とした番組作りを心がけた。
  • 結婚式後のインタビューは、信頼関係があったゆえに聞けなかったことを敢えて聞き、母親の本音を放送することにより、明るく振る舞う日常にある重みと7年間という時間が残酷に過ぎたことが伝わるのではと考え、使用した。
  • エンディングは余韻を感じられるような長さにしたつもりだったが、もう少し工夫が必要だった。
次回(11月)は新番組「トレタテ!」について審議いただきます。