放送番組審議会

第188回「にほん風景遺産 秋田・阿仁 マタギの里に暮らす人々」

2011年05月10日

放送番組審議会 2011年5月10日(火)開催

第188回「にほん風景遺産 秋田・阿仁 マタギの里に暮らす人々」

2011年5月10日(火)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、「にほん風景遺産 秋田・阿仁 マタギの里に暮らす人々」について、審議会委員からご意見ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 森吉山、秋田内陸縦貫鉄道の四季の風景、車窓からの景色が魅力的だった。
  • 風景もさることながら、マタギの精神文化、心の風景も伝える番組であった。
  • 紀行番組の枠を超え、ものを考えさせる啓発性のある番組であった。
  • これまで知らなかった阿仁鉱山の歴史を知ることができ、おもしろく、ためになった。
  • 「森吉山は鉱山の跡を飲み込み、自然を再生しているように思いました。」など、優れたコメントが印象に残った。
  • 風景案内人・加藤千洋さんの落ち着いた語り口と、下平さやかアナウンサーのナレーションが、全体を落ち着いたものにしていてよかった。
  • こうした番組を積極的に秋田の観光に役立てて欲しい。
  • 番組全体に対する対談形式のインタビューのウエイトが重く、また、動きのない資料映像が繰り返され、映像的にやや間延びした。
  • 森吉山の山頂からのパノラマや、吹雪の中を走る列車など、コメントにマッチした映像も見たかった。
  • 番組の終わり方、また、秋田内陸縦貫鉄道のCMと本編との区別がわかりにくかった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 取材の中で強く感じた、マタギの考え方、心、自然とともに生きてきた歴史などを、森吉山を軸に、阿仁鉱山の歴史・文化とともに伝えたい、表現したいと考え制作した。
  • BS朝日との共同制作であり、県内の人にも秋田の人にも秋田を知り、感じてもらえるよう意識して制作した。
次回(6月)は「サタナビっ!」について審議いただきます。