放送番組審議会

第176回「にほん風景遺産」

2010年02月02日

放送番組審議会 2010年3月1日(月)開催

第176回「にほん風景遺産」

2010年3月1日(月)に開かれた当社の放送番組審議会の審議内容をお知らせします。
今回は、「にほん風景遺産」について、審議会委員からご意見ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 風景だけでなく自然と関わる人間の営みや、文化の内側まで見せ、秋田の豊かな暮しを伝えていた。
  • 自然や環境を考える教材にもなり得る番組だ。
  • オープニングのBGMに使った秋田県民歌が、秋田における鳥海山の位置づけを巧く表現していた。
  • 自然は一度破壊すると復元には長い時間がかかるというメッセージが伝わってきた。
  • ブナの種子を拾って育てている人たちなど、スポットライトが当たらない人たちの活動も取り上げていて感動した。
  • 森林浴をしたような感覚になった。
  • 保存して何度も観たい資料的な価値の高い番組だ。
  • 旅人の加藤さんと、案内人の伊藤さんが自然に溶け込んでいた。
  • 奇をてらうことのない加藤さんの実感のこもったコメントは好感が持てた。
  • エンディングの軽やかなBGMと加藤さんが描いたスケッチが爽やかな印象を残した。
  • 全国放送が前提なら、もっと地理的な情報がほしかった。
  • 日立舞が鳥海の恵みとどうつながるのか描かれていなかった。
  • どれぐらいブナがなくなっているのかという映像が欲しかった。

これに対し、秋田朝日放送側からは以下のような説明がなされた。

  • 全国向けの番組とはいえ、県内の人にも新しい情報を伝えたいと取材をして制作した。
  • 空撮を使うなど、全体の位置関係がわかるような具体的な描き方ができなかったのは反省している。
  • 自然をただ守るだけでなく、人々が自然を支え、受け継いでいくことの大切さを訴えたかった。
次回(4月)は「スーパーJチャンネルあきた」について審議いただきます。