能代山本地域『誰もが健康で暮らせる地域づくり』シンポジウム~この地域の健康度はどれくらい!?~を開催

2024年3月20日、能代山本がん予防推進協議会は能代厚生医療センター講堂で、「誰もか健康で暮らせる地域づくりシンポジウム」~この地域の健康度はどれくらい!?~を開催しました。

能代山本地域は他地域に比べ、がんの死亡率が高いことから、行政や民間が連携しがんを予防するプロジェクトが進められ、シンポジウムには農業従事者、能代山本地域の行政関係者、医療従事者など約30人が参加しました。

講演では、秋田大学大学院の高階淳子助教が、地元JAの組合員を対象としたがん検診に関するアンケート結果を紹介しました。この中で、検診を受けていない理由として、「がんの種類によって検診日が違い面倒だ」という回答があったことを指摘し、検診受診の向上にむけてその対策の必要性を訴えました。

また、能代厚生医療センターの松崎郁夫副院長は、能代山本地域はがんの原因になるとされる飲酒量が他の地域と比べ多いことを挙げ、喫煙など個人のがんのリスクに応じた飲酒に日頃から心がけることが重要だと強調しました。

最後に、漫談師の辻田与五郎さんが登場し、笑いを交えながら自身が普段から実践しているユニークな健康づくりを紹介しました。

 

シンポジウム概要

 

秋田大学大学院医学系研究科 髙階淳子先生による講演
演題「秋田県の農業従事者におけるがん検診受診の現状と課題」~アンケート結果から見た地域の健康状況について~

 

能代厚生医療センター 松﨑郁夫副院長による講演
演題「がんにならない生活習慣とは」

 

健康漫談 辻田与五郎さん
「私が実践する健康づくり」