2012年04月01日
がん死亡率の高い秋田県。中でも特に高い死亡率を示しているのが胃がんだ。では、この胃がん、どういった症状があるのだろうか?詳しいお話を秋田県医師会の倉光智之先生に伺った。
残念ながら早期の胃がんというのは、これといった症状が出ない。だんだんがんが深く進行してくるにつれて、例えばみぞおちが痛いとか、あるいは胸焼けがする、あるいはゲップが出る、もしくは食欲がない、といったような症状が出てくる。
早期の胃がんを発見するために行われている健診が、胃がん検診と呼ばれる健診。胃がん検診には、職場で行なっている企業健診、あとは各市町村でやっている住民健診の2つがある。
胃がん検診では、見つかる胃がんの7割が早期がんといわれている。一方、症状が出てから見つかる胃がんは、早期がんの割合が30%以下といわれている。
住民健診の場合は、今は胃がん検診車が各地区を巡回する検診方法が取られていて、バリウムを飲むレントゲン検査が行われている。
検査時間は約4分ほどで終わる。非常に簡単な検査だ。胃がんは40歳を超えてから急に多くなるので、40歳を超えたら胃がん検診をぜひ受けるようにしてほしい。