2012年02月26日
今週も増加傾向の乳がんについて、詳しいお話を秋田県医師会、橋爪隆弘 先生に伺った。
年間約6万人の方が新たに乳がんと診断されている。現在増加傾向にある。乳がんは人を選ばない。乳房の大きさも関係がない。ぜひ検診を受けてほしい。
乳がんの早期発見に有効なのはマンモグラフィ検診。一時検診で要精査と診断された場合は、必ず乳腺外科か外科を受診してほしい。そこで精密検査を行う。
超音波検診や、必要であればマンモグラフィをもう一度録り直す。さらに組織をとったり、細胞をとったりする検査を行う。一次検査で要再検査といわれても、必ずしも乳がんというわけではないが、疑わしいという所見がある場合は必ず精密検査を受けてほしい。
乳がんの治療は、まず手術、抗がん剤、放射線治療がある。それを組み合わせるが、順番は患者さん個々によって異なっている。
早期発見すると乳房の温存手術が可能になる確率が高くなる。また抗がん剤の治療が必要でなくなったりする場合があり、乳がんが治る確率が非常に高くなる。ほとんどの方が早期の場合は治ると考えていいと思う。
早期に見つかると乳がんが治癒する可能性が非常に高くなるので、マンモグラフィ検診を受けて早期に見つけてほしい。