2010年05月30日
早期発見で治癒率が高まる「大腸がん」。治療方法について秋田組合総合病院の遠藤和彦先生にお話を伺いました。(4回シリーズの3回目)
「大腸がん」は最も早期(ステージ0)の場合、内視鏡で切除でき、外来での治療も可能です。がんが進行すると腹腔鏡手術、開腹手術などの外科的手術治療が必要で、更に進行している場合は化学療法が行われます。
最近、多く行われている腹腔鏡手術(腹腔鏡下大腸切除術)とは、炭酸ガスで膨らませた腹部に腹腔鏡(カメラ)を入れ、その画像を見ながら、小さな孔から挿入した手術器具で発生部位を切除するものです。腹部の傷は小さくすみます。
内視鏡や腹腔鏡など、身体への負担が少ない治療で治癒するために、まずは早期発見が重要です。