2011年12月25日
若い世代での増加が目立つ子宮頸がん。子宮頸がんに初期症状などはあるのだろうか?詳しいお話を、秋田県医師会の田中秀則先生に伺った。
子宮がんも他の多くのがんと同じように、ほとんど症状はない。症状がでるときはもうかなり進行していることが多い。子宮頸がんの症状としては、性行為の時の不正性器出血。これは極めて気を付けなければならない症状だ。その時は迷わず産婦人科を受診して欲しい。不正出血イコール進行がんではないが、産婦人科が薦めているのは、検診をして症状が出る前に細胞診もしくは組織診のレベルで前がん病変、もしくは上皮内がんの極めて早期のがんのうちに見つけるということが大事なので、症状が出る前のがん検診が必要だ。若い方は2年に一回、できれば1年に一度、受けたほうがいい。それは20代30代の方は子宮頸がんの発症率が高いからだ。
秋田県の検診受診率は25%ぐらいで、全国と比べればやや高いものの、欧米では8割から9割というのがほとんどなので、そういうところからみるとはるかに遅れているということがわかる。秋田県では受診率50%を目指しているので、皆さんにぜひ子宮頸がん検診を受けて欲しい。