2011年08月14日
40歳から50歳の女性に多い乳がん。乳がんで命を落とさないためにも、日頃の自己触診と、定期的なマンモグラフィ検診受診が重要になる。詳しい話を乳腺外科医の伊藤亜樹先生に伺った。
日本では年間4万5000人が乳がんに罹っている。これは16人に一人という高い確率で、身近な病気と捉えてほしい。全国的にも乳がんの早期発見、早期治療を呼び掛けるピンクリボンキャンペーンが展開されていて、秋田県でも毎年秋にキャンペーンを行っている。ぜひ誘い合い、声を掛け合ってマンモグラフィ―併用による乳がん検診を受診してほしい。
日本全体の検診受診率は、08年で13%。これは欧米と比べるととても低い数字だ。アメリカでは7割、ヨーロッパの国々でも8割の受診率になっている。
乳がんを完全に防ぐ方法はないので、早期の段階で発見することが重要。そのためにもマンモグラフィ―併用による検診をもっと多くの人に受けてほしい。乳がんは自分で発見できる数少ないがんの一つなので、自己触診も大事。若い人にもやってほしい。