2010年05月16日
最近、増加傾向にある「大腸がん」。秋田組合総合病院の遠藤和彦先生にお話を伺いました。(4回シリーズの1回目)
大腸は消化吸収された食べ物から水分を吸収し、便にして体外に排出する臓器。大きく分けて、結腸・直腸・肛門の3つからなります。その中で「がん」ができやすいのは直腸、ついで結腸で合わせると「大腸がん」の70%がこの2部位での発生となっています。
近年、「大腸がん」が増えている理由に便秘があげられています。食生活の欧米化による野菜摂取量の減少が便秘を引き起こし、大腸内に便が停滞、有害物質と腸粘膜が長く接することで発がんリスクが高まると考えられています。