2011年07月31日
増加傾向の乳がん。16人にひとりが罹るといわれている。
乳がんを早期に発見する方法とは?詳しい話を乳腺外科医の伊藤亜樹先生に伺った。
乳がんは自分で発見できる数少ないがんの一つ。自己触診では、まず乳房の左右差がないか、皮膚の凹みやただれがないかを見てチェックする。次に乳房を満遍なく触ってみる。最後に乳頭を自分で搾って異常分泌がないかを確認する。
ただ、がんが小さかったり、非浸潤がんといって乳管の中にがんが留まっている場合は、自分で触ることができないので、マンモグラフィ―併用の検診が有効だ。マンモグラフィ―とは、乳房をはさんで撮るレントゲン写真。触っても分からないような小さなシコリも見つけることができる場合がある。早期の乳がんが見つかるというメリットがある。
40歳以上の人には、2年に一回のマンモグラフィ―を併用した乳がん検診を勧めている。特に50歳以上の人には検診が有効だと考えている。