Vol. 623回「子宮頸がんに立ち向かうために」

2023年01月15日

若い世代で発症しやすく罹患率が高い子宮頸がんの
日本の現状について
秋田県医師会の熊澤由紀代先生に伺った。

全国がん登録罹患データによると
2019年に子宮頸がんと診断された日本人女性は1万879人。
また、国民生活基礎調査によると
2019年の秋田県の子宮頸がん検診受診率は46.3%。

子宮頸がんはがんの中で唯一予防ワクチンがある。
日本では小学6年生から高校1年生の女子を対象に
HPVワクチンの定期接種を実施。
対象者は公費助成で接種を受けることができる。

子宮頸がんは早期がんのうちに治療をすれば
治癒率も高く子宮を温存できる可能性もある。
進行がんになると再発率や死亡率が高くなる。

子宮頸がんはワクチンと検診を受けることで
撲滅可能な疾患と考えられる。
予防と早期発見・早期治療で子宮頸がんに立ち向かいましょう。