Vol. 621回「子宮頸がんの特徴」

2022年12月18日

若い女性の間で増加傾向にある子宮頸がんの特徴について
秋田県医師会の熊澤由紀代先生に伺った。

子宮頸がんは
異形成と言われるがんになる前の状態の時期は
無症状で痛みを伴わず、
進行時は月経中でない時や性交時に出血したり
うみのようなおりものが増えたり
粘液が多く出てきたりすることがある。
もっと進行すると下腹部や腰に痛みが出たり
便や尿に血が混じったりすることがある。

子宮頸がんはがんの中で唯一予防ワクチンがある。
日本では小学6年生から高校1年生の女子を対象に
HPVワクチンの定期接種を実施。
まずHPVワクチンによる1次予防が大切。
次に子宮頸がん検診で早期発見・早期治療。

早期がんのうちに治療をすれば治癒率も高く
子宮を温存できる可能性も。
不正出血などの症状が出る前の無症状の時期に
検診で早期に見つけることが重要。
定期的な検診受診を。