vol.62 肺がんにならないために

2011年06月19日

早期発見・早期治療が大切な肺がん。では秋田県の検診受診率はどのくらいなのだろうか?詳しい話を、秋田県医師会の戸沢香澄先生に伺った。
秋田県全体の受診率は30%前後で、全国の20%に比べれば高い方。ただ、検診で異常が見つかっても、精密検査に行ってくれる人は少ないのが現状。喫煙者はもちろん、家族に喫煙者がいる人は特に受診してほしい。
肺がんの発生に大きく関わる喫煙習慣。1日に吸っている本数に、吸っている年数をかけたものが喫煙指数。この数値が600を超える人は肺がんになる危険が高いと言われている。
ステージ1Aという最も早期で見つかった肺がんの場合、手術によって8割の人が治癒できると言われている。早期発見のために検診を受けていただいて、異常を指摘された場合にはできる限り早く病院で精密検査を受診していただきたい。タバコを吸う人はできるだけタバコをやめることを心がけていただくことが肺がんに立ち向かっていく意味では大事なことだと思う。