Vol. 618回「肺がんの治療法」

2022年11月27日

がんの中で最も死亡数が多い肺がん。
詳しいお話を呼吸器外科医の出村遼先生に伺った。
肺がんの治療には手術、化学療法、放射線治療の3つがある。また肺がんはその細胞の性質から非小細胞肺がんと小細胞はいがんに分けて治療が考えられる。
非小細胞肺がんの場合は肺がんのステージにより大きく異なるが手術が治療の中心となる。ステージによっては手術後に化学療法を組み合わせる場合も多くある。早期の非小細胞肺がんであれば手術による治療が最大のメリットを選べるとされているため検診での早期発見が望まれる。
小細胞肺がんの場合は手術ができる症例は少なく化学療法が選択される場合が多い。
肺がんの原因の70%は喫煙とされている。もし現在タバコを吸っている人が全員禁煙できれば男性で60%女性で20%の肺がん患者が減ると言われている。
肺がんの原因として受動喫煙、化学物質、環境、放射線などがあるが喫煙程の強い関連は証明されていない。
肺がんを早期に発見し最大限の治療を受けるために検診が重要だ。肺がんを予防するための禁煙と定期的な検診を心がけよう。