Vol. 615回「胃がんに立ち向かうために」

2022年11月06日

男女合計部位別罹患数3位の胃がん。
詳しいお話を秋田県医師会の松下弘雄先生に伺った。
胃がんは近年徐々に減少傾向にある言われているがまだまだ多いのが現状だ。
2019年のデーターではがんを部位別にみると胃がんは男性では3位、女性では4位だった。
特に秋田県は胃がんの方が非常に多く2019年の75歳未満年齢調整死亡率は秋田県が全国1位だ。
はっきりとした医学的根拠はないが他の地域より塩分が多い食事を好むという食習慣が関連するのではないかと言われている。この特徴は東北、日本海側の地域に共通した傾向だ。
県のデータによると市町村が実施する2018年の胃がん検診受診率は10.3%だった。
決して満足できる数字ではない。
秋田県は胃がん罹患者が多く2019年の秋田県の胃がんの死亡率は全国1位。
誰にでも起こりうるがんですが早期であれば高い確率で治る。
そのためには症状がない場合でも検診を受け早期に発見することが重要だ。
自分1人の身体ではない。家族のために大切な方のために必ず検診を受けよう。