Vol. 610回「大腸がんの治療法」

2022年10月02日

がんの中で罹患数が最も多い大腸がん。
詳しいお話を秋田県医師会の渡辺大亮先生に伺った。
1次検査で要精査となった場合は大腸がんの可能性もあるため精密検査として大腸内視鏡検査が必要となる。
大腸内視鏡検査は下剤で腸内を空っぽにして肛門からカメラを挿入し大腸の全ての部位を観察する。
大腸がんは粘膜局所にとどまっている早期の段階であれば大腸内視鏡で切除することで根治が可能だ。内視鏡治療は開腹手術と比べて身体的負担が少なく短期間で日常生活に戻ることができる。
進行がんの場合は進行具合や全身状態によって外科手術、化学療法、放射線治療、場合によっては緩和治療が選択される。
早期に発見することで治療時間の短縮や身体的負担を軽減できるため検診でがんを早期に見つけることが重要だ。