2011年06月12日
喫煙などにより発生する肺がん。日本人のがん死亡数で最も多く、秋田県でも胃がんに続く死亡数を示してる。詳しい話を、秋田県医師会の戸沢香澄先生に伺った。
喫煙はがんを発症させる以外に、肺の組織を壊して呼吸機能が低下することがある。これによって気道から分泌される粘液が多くなり、息切れなどの症状を示すことがある。
早期の肺がんの場合には、中には咳や血痰、肺の痛みなどで受診する人もいるが、症状のない人がほとんど。
症状のない早期の肺がんを見つけるために大切なのが検診。一般的に40歳以上の人にはレントゲンを撮る胸部検診を勧めているが、痰の細胞検査や胸部CT検査もある。
検診で見つかる場合は自覚症状のない人がほとんどなので、ステージとしては早い段階の人が多い。ただ検診で見つかっても症状がないので精密検査に行かない人も少なくなく、精密検査でキチンと早めに診断を受けることが大事だ。
タバコを吸う人も吸わない人も、40歳を過ぎたら年1回の肺がん検診を心がけたい。