2022年08月14日
女性の9人に1人が罹ると言われ増加傾向の乳がん。
詳しいお話を乳腺内分泌外科医の今野ひかり先生に伺った。
国は乳がんの検診受診率の目標を50%と定めている。2019年度は全国の40歳~69歳の女性のうち検診を受けた人は47.4%、秋田県では48.4%と年々増加はしているものの目標に届いていないのが現状だ。
日本人女性では40歳代後半~50歳代にかけて発症のピークを迎える。そのため自覚症状がない女性でも40歳を超えた方は2年に1回の検診受診が推奨されている。
特に検診を受診して欲しい人は乳がん・卵巣がんの家族歴がある人、40歳以上でまだ検診を受けたことがない人だ。要精査となった場合でも必ずしもがんと診断がつくわけではない。まずは一度検診を受診することが大切だ。
乳がんは早期発見・早期治療で約90%が治る病気だ。早期発見のためにも乳がん検診、自己検診が重要だ。40歳以上の女性で未受診の場合はこの機会に乳がん検診を受けよう。