2022年07月24日
女性に最も多い乳がん。
詳しいお話を乳腺内分泌外科医の今野ひかり先生に伺った。
乳房には乳腺とそれを支える脂肪などがある。乳腺は母乳を作る小葉と母乳を乳頭まで運ぶ乳管に分けられる。乳がんは乳管や小葉の細胞から発生し大きく分けると乳管がんと小葉がんがある。
乳がんの原因は未だに解明されていないが食生活の欧米化や女性ホルモンの影響が関係していると言われている。
喫煙、アルコールの摂取、閉経後の肥満などは乳がんのリスクだ。
また、乳がんの罹患者のうち5~10%は遺伝により乳がんになりやすい体質を持っていると考えられている。
日本人女性では40歳代後半~50歳代にかけて発症のピークを迎える。女性が患うがんの中で乳がんが最も多く年々増加傾向だ。
日本人女性の9人に1人が乳がんに罹患すると言われている。
年間で全国で約10万人、秋田で約800人の方が乳がんと診断されている。
乳がんを発見するには自己触診と乳がん検診が重要だ。
普段から乳房の様子を気にかけしこりや皮膚のくぼみなどいつもと違う様子はないか定期的に確認しよう。