Vol. 599回「子宮頸がんに立ち向かうために」

2022年07月17日

若い女性の間で罹患率が高い子宮頸がん。
詳しいお話を産婦人科医の東海林なつみ先生に伺った。
欧米先進国では検診受診率が約70~80%と高いが日本は43.7%と低いことが問題だ。
秋田県は46.3%と全国平均よりも高いが欧米先進国と比べると低い状態だ。また、全国的に20歳代の受診率は約26%と低い。
日本では20歳~30歳代の患者数が増加していてその年代の検診受診率が低いことが問題だ。
子宮頸がんはHPVに感染した後数年かけて発がんする。HPV感染を予防するワクチンがあり12歳~16歳の女の子は無料で接種が可能だ。HPVワクチンは定期接種ワクチンであり国が接種を進めているワクチンとなる。
子宮頸がんはHPVワクチンと定期的な検診で予防できる。
早期発見のために2年に1度の子宮頸がん検診を受診することが大切だ。