2022年05月01日
罹患数が最も多い大腸がん。
詳しいお話を消化器内科医の下平陽介先生に伺った。
大腸がんは大腸粘膜に発生する腫瘍でポリープがだんだん大きくなり発生する。進行すると肺や肝臓など他の臓器あるいはリンパ節に転移しそれが原因で命を落とすことがある。
全国の統計調査によると大腸がんは男性の中で3番目に女性の中で2番目に罹患数の多いがんで男女合わせると最も多いがんだ。
秋田県では男女ともに大腸がんが最も多く特に大腸がんの多い県と言える。
大腸がんの発生には生活習慣などが関連していると指摘されていて危険因子としては加工肉の過剰摂取、飲酒・喫煙、果物や野菜の摂取不足などがあげられる。肥満の人に多い傾向があり炎症性腸疾患や家族歴のある人も注意が必要だ。
検診で発見される大腸がんは比較的早期がんのことが多い。内視鏡治療が可能で手術後の経過も良好だ。大腸がんは40歳以上で増加してくるがんだが誰にでも発生しうる病気のため定期的な検診受診が重要だ。