2022年04月24日
部位別がん罹患数第2位の胃がん。しかし検診受診率はまだまだ低いのが現状だ。
詳しいお話を秋田県医師会の小泉重仁先生に伺った。
秋田県の胃がん検診受診率は約10%だ。実際にはその倍以上の方が人間ドックやかかりつけの医療機関で内視鏡検査などを受けていると思うが今後も積極的に検診を受けよう。
秋田県の2019年都道府県別胃がん75歳未満年齢調整死亡率は人口10万人あたり12.178人で全国第1位の数字だ。秋田県は長くにわたり全国トップクラスで推移していて胃がん死亡率の改善が急務となっている。
胃がんは日本海側の地域で死亡率が高い傾向がある。以前から言われていることだが保存食文化の影響もあり秋田県では塩分の高い食事が好まれてきた。そのことも要因の1つと考えられている。
早期発見・早期治療には自覚症状がないうちから検診を受けることが重要だ。自分だけでなく家族や友人などと胃がんをはじめとするがんや検診について話し合ってみよう。
胃がん発生のリスクを考えピロリ菌を除菌した後でも内視鏡検査による定期的は検診受診が大切だ。