2022年04月17日
ピロリ菌による発症が多い胃がん。どのような症状があるのか
詳しいお話を秋田県医師会の小泉重仁先生に伺った。
早期胃がんは無症状のことが多い。そのため症状がない時こそ検診を受けて胃がんの早期発見に努めよう。
自覚症状が出現してからでは進行がんで発見されることも多い。
進行すると腹痛や腹部不快感、食欲の低下、吐き気、体重減少、疲労感などの症状が出る。しかし進行がんであっても無症状の場合もある。
胃がんの治療方法には内視鏡治療、外科手術、化学療法、緩和医療などがある。内視鏡治療は内視鏡を用いて胃がんの病変を胃の内側から切除する方法だ。リンパ節などに転移がない早期がんが対象となる。手術でがんが取り切れると考えられる場合には外科手術が行われ転移などで手術で完全に取り除けない場合には化学療法が行われる。
胃がんを早期に発見することで内視鏡治療など体に負担が少ない治療で根治が期待できる。積極的に検診を受診し早期発見・早期治療に努めよう。