Vol. 577回「乳がん検診について」

2022年01月30日

女性の9人に1人が罹ると言われ増加傾向の乳がん。
詳しいお話を乳腺内分泌外科医の森下葵先生に伺った。
乳がんの検診は問診、マンモグラフィ検診が基本だ。マンモグラフィ検診は乳房のレントゲン撮影装置で40歳以上の女性に行うことによって乳がんの死亡リスクが減少することが証明されている。乳がん検診で異常が発見され精密検査でがんと診断された場合は治療を行う。異常なし・良性となった場合は2年後に検診を受診という流れになる。
自分の乳房に日ごろから関心を持ち意識して生活することをブレスト・アウェアネスといい乳がんの早期発見、診断、治療に繋がる女性にとって重要な生活習慣だ。
ブレスト・アウェアネスを身につけるために①自分の乳房の状態を知るために日頃から見て、触って、感じる②乳房の変化を知る③乳房の変化を自覚したら医療機関へ行く④40歳になったら定期的に乳がん検診を受診する
これらを習慣化しよう。
検診で異常がないと言われた場合でも定期的にセルフチェックを行い乳房の変化を感じたらなるべく早く医療機関を受診することが大切だ。