2022年01月09日
若い女性の間で罹患率が高い子宮頸がん。
詳しいお話を秋田県医師会の能登彩先生に伺った。
子宮頸がんは近年増加傾向で毎年1万人の女性が子宮頸がんになり約3千人の方が亡くなっている。20歳~30歳代の女性の間で増加傾向で妊娠、出産、子育ての時期に重なることが問題だ。
20歳以上の女性で2年に1度の検診が推奨されている。
秋田市では20歳以上の人は年に1回、40歳以上の人は2年に1回の検診を推奨している。
検診は子宮の出入り口である子宮頸部の細胞を専用のヘラやブラシなどで採取して調べる。こすられたような鈍い感覚はあるが痛みはほとんどない。
子宮頸がんの前がん病変や初期の段階では小さな手術で子宮を残す選択も可能だ。進行した子宮頸がんは進行の程度により手術療法、放射線治療を選択する。手術療法は子宮の摘出が必要だ。
子宮頸がんは20歳~30歳代の女性の間で増加している。子宮頸がんはHPVに感染後、発がんまで数年から数十年かかるため20歳から2年に1回の検診で予防できるがんだ。
早期発見で子宮を残しつつ完治が可能な子宮頸がん。定期的に検診を受診しよう。