2021年10月31日
罹患数1位の大腸がん。
詳しいお話を秋田県医師会の伊藤紘朗先生に伺った。
大腸がん検診は肉眼で認識できない微量な出血にも反応する便潜血反応検査を行う。陽性となった場合次に行う検査としては大腸内視鏡検査を行う。下剤で腸内をきれいにした後内視鏡で腸内を直接観察する検査だ。個人差によって内視鏡検査が困難な場合はバリウム検査、CT検査、カプセル内視鏡検査などが選択される。
がんの治療法は内視鏡治療、外科手術、抗がん剤治療、放射線治療だ。早期がんであれば内視鏡や手術など進行の度合いによって適切な治療選択がされる。進行の程度や体調によって根治する治療が難しい場合がんの進行を遅らせる治療が選択される場合もある。
大腸がんだけでなくすべてのがんに共通するが早期がんであれば治療成績は良好だ。大腸がんは早期がんであればほぼ100%完治できる。がん治療の基本は早期発見・早期治療。そのため大腸がん検診は以上に重要な第一歩だ。