2021年10月10日
部位別がん罹患数2位の胃がん。
寒い地域で罹患者が多い傾向にあり秋田県でも例外ではない。
詳しいお話を秋田県医師会の俵谷伸先生に伺った。
全国的にも胃がんの罹患率・死亡率は減少傾向ではあるが秋田県は部位別がん罹患数全国2位、死亡率は全国1位となっていて毎年約600人~700人が胃がんにより亡くなっている。
秋田県で胃がんの罹患数が多い原因として高齢化に伴いピロリ菌感染者が多いこと、地域柄高塩分食の摂取が多いことがあげられる。
近年では胃がんのステージ1での5年生存率は97.7%と高く、一方ステージ4で見つかった場合の5年生存率は医療が進歩しているとはいえ6.6%と非常に低いのが現状だ。
症状が出てからの検査では進行がんで見つかる可能性が高いため早期発見のために無症状のうちから定期的に検診を受けよう。
胃がんは早期に発見すれば決して命に関わる病気ではない。
症状が出る前に積極的に検診受診を。