2021年08月15日
女性の9人に1人が罹るといわれ増加傾向にある乳がん。
しかしその検診受診率はまだまだ低いのが現状だ。
詳しいお話を乳腺内分泌外科医の森下葵先生に伺った。
乳がんの年間罹患者数は全国で約10万人、秋田県では約800人となっている。女性が罹るがんのうち乳がんの部位別罹患率は1位だが死亡率は5位と早期発見・早期治療で根治が期待できる病気であることがわかる。
国では検診受診率の目標を50%と定めている。2019年度は全国の40歳から69歳の女性のうち検診を受けた人は全国で47.4%、秋田県では48.4%と年々増加はしているものの目標に届いていないのが現状だ。さらなる検診受診率の向上が求められる。
特に検診を受診してほしい人は乳がん・卵巣がんの家族歴がある人、40歳以上で検診を受けたことがない人だ。
要精査となった場合でも必ずしもがんではないためまず一度検診を受診しよう。
乳がんは早期発見・早期治療で約90%が治る病気だ。早期発見のためにも乳がん検診、自己検診をしっかり行おう。