2021年08月01日
女性の9人に1人がかかるを言われ増加傾向にある乳がん。
詳しいお話を乳腺内分泌外科医の森下葵先生に伺った。
日本人女性では40歳代後半~50歳代にかけて発症のピークを迎える。自覚症状がない女性でも40歳代を越えた方は2年に1度の検診を受診しよう。
乳がんの検診は問診、マンモグラフィ検診が基本。
マンモグラフィ検診とは乳房専用のレントゲン撮影装置で40歳以上の女性に行うことによって乳がんの死亡リスクが減ることが証明されている検診だ。
乳房検診で異常が発見され精密検査を受け乳がんと診断せれた場合治療を行う。異常なし・良性の場合は2年後にまた検診を受診という流れになる。
乳がんは自分で発見できる数少ないがんの1つで検診の対象ではない若い年齢の人も誰でも自己検診が可能だ。目安は月に1度月経終了後の乳腺が張っていない時期に自己検診をすることで普段と違う乳房の変化に気づくことができる。検診で異常なしと言われた場合でも自分の乳房の状態を確認して異常を見つけたら検診を待たずに医療機関を受診しよう。
早期発見で乳房を温存する手術を選択するためにも検診受診とセルフチェックが大切だ。