Vol. 546回「肺がんの治療法」

2021年06月13日

がんの中で最も死亡数が多い肺がん。
詳しいお話を呼吸器外科医の鈴木陽香先生に伺った。
肺がんは60歳頃から急激に増加しはじめ高齢になるほど多くなる。肺がんの怖いところは罹患率と比較して死亡率が高いことがあげられる。2019年では男性は5万3,000人を超えて第1位、女性では大腸がんに次いで第2位となっている。
男性の約16人に1人、女性の約40に1人が肺がんで死亡するといわれている。
肺がんの主な治療法としては手術療法、化学療法、放射線治療だ。がんの進行具合や健康状態などに基づき最適な治療方法を選択する。早期に発見するほど手術により根治できる確率が高くなる。
肺がんを予防するためには禁煙が大切だ。
現在喫煙している全員が禁煙した場合、男性は60%女性では20%肺がん患者が減るといわれている。
肺がんは死亡率が高いがんだが早期発見できれば根治できる確率が高くなる。早期に発見し治療を開始するためにも定期的に検診を受けよう。