2021年06月06日
喫煙で罹患リスクが高まり早期発見することが大切な肺がん。
詳しいお話を呼吸器外科医の鈴木陽香先生に伺った。
肺がんは60歳頃から急激に増加しはじめ高齢になるほど多くなる。進行した肺がんでは、せき・痰・血痰・呼吸困難などの症状を伴うことがあるが肺がん特有の症状ではない。この症状が出たら肺がんという症状が無いため気になる症状がなくても検診を毎年受けることが重要だ。
肺がん検診の対象年齢は40歳以上で胸部レントゲン検査、問診が基本となり年に1回の検診が推奨されている。
また、50歳以上で1日の喫煙本数×喫煙年数が600以上の人はハイリスク軍として喀痰細胞診という痰の検査が追加される。
電子タバコや加熱式タバコは販売開始からの年月が短く将来への健康への影響は研究段階だが、新型タバコが原因と思われる健康被害の報告もあり注意が必要だ。
早期の肺がんはほとんど症状がなく自覚のないまま進行していることも少なくない。早期発見であればあるほど根治を目指せる確率が高く検診での早期発見は非常に重要だ。
気になる症状がなくても毎年肺がん検診を受けよう。