2021年04月11日
ピロリ菌による発症が多い胃がんについて詳しいお話を消化器内科医の福田翔先生に伺った。
ピロリ菌は胃や小腸に胃の粘膜の細胞に何らかの原因でがん細胞が発生しがん細胞が無秩序に増えていく病気を胃がんという。
胃がんは進行すると他の臓器に転移したり胃の周りにある大腸やすい臓といった臓器へ広がっていく浸潤がみられる。
胃がんの原因としてはピロリ菌感染、喫煙または高塩分食の摂取、多量の飲酒が発生リスクを高めると言われている。
ピロリ菌とは胃や小腸に住んでいる細菌のことでこの細菌によって胃炎、胃潰瘍が起きさらに胃がんや一部の悪性リンパ腫の原因とも考えられている。
ピロリ菌を除去することによって胃炎や胃潰瘍の治療、予防になり胃がんの発生を半分程度まで減らすことも可能だ。しかし全く予防できるわけではない。
早期発見、早期治療のためには内視鏡検査やバリウムを用いた胃透視検査が大切だ。
どちらも検診で行われ症状がない早期がんを発見できるため積極的に検診を受診しよう。