2021年03月07日
前立腺がんの治療法について秋田県医師会の沼倉一幸先生に伺った。
治療法はがんの進行度、体の状態に応じて検討する。
早期がんの場合は、監視療法、手術療法、放射線治療が行われ進行がんの場合は主に薬物療法が行われる。薬物療法の中でも内分泌療法はアンドロゲン(男性ホルモン)の分泌を妨げる薬によって前立腺がんの勢いを抑える治療。化学療法は一般的には内分泌療法の効果がなくなった方に対して行う治療だ。
治療を選択する際には家族に同席してもらいわからないことは積極的に質問しよう。
治療法それぞれにメリットデメリットがあるためかかりつけ医と相談して自分に合った治療法を選択することが大切だ。
がんと診断され5年後の生存率を比較すると治りにくいと言われるすい臓がんは7.9%に対し前立腺がんは97.5%
つまり、多くの方が罹患はするものの早期で発見すれば治癒しやすく命を落とす恐れが少ないがんと言える。
定期的な検診受診で早期発見で治癒率もアップさせよう。