2021年02月14日
増加傾向の乳がんを発見するのに有効なマンモグラフィ検診。
しかし、検診受診率がまだまだ低いのが現状だ。
詳しいお話を乳腺内分泌外科医の工藤千晶先生に伺った。
乳がんの年間罹患者数は全国で約10万人、秋田では約800人となっている。
女性が罹るがんのうち乳がんの罹患率は1位だが死亡数は5位と早期発見・早期治療で根治が期待できる病気であることがわかる。
国では検診受診率の目標を50%と定めている。2019年度は全国の40歳~69歳の女性のうち検診を受けた人は47.4%、秋田県では48.4%と年々増加はしているものの目標に届いていないのが現状だ。
特に検診を受診してほしい人は乳がん・卵巣がんの家族歴がある人、また40歳以上で検診を受けたことのない人は特に受診しよう。要精査となった場合でも必ずしもがんではないのでまず一度検診を受診することが大切だ。
乳がんは早期発見・早期治療で約90%が治る病気である。
早期発見のためにも乳がん検診、自己検診が重要だ。
検診対象年齢で未受診の場合はこの機会に乳がん検診を受けよう。