2021年01月10日
子宮頸がんの治療について産婦人科医の能登彩先生に伺った。
全国では検診は20歳以上で2年に1回の検診を推奨している。
また、秋田市では各自治体によるが20~39歳は年1回、40歳以上は2年に1回を推奨している。
検査の方法は子宮の入口である子宮頸部の細胞を採取して顕微鏡で細胞を検査する擦過細胞診だ。
子宮頸がんは進行度によって治療法が異なる。前がん病変・初期子宮頸がんは子宮頸部円錐切除術といった小さな手術で子宮を残した治療ができる。進行子宮頸がんは病変の進行度により手術療法と放射線療法から治療法を選択する。手術療法では基本的には子宮の摘出が必要だ。
子宮頸がんはHPVに感染後発がんまで数年以上かかるため定期的な検診受診でがんになる前に発見することが可能だ。
前がん病変や初期がんで発見することで子宮を残すことができる。定期的に検診受診をすることで将来の妊娠に備え子宮を温存することが可能だ。