Vol. 522回「肺がんの治療法」

2020年11月29日

がんの中で最も死亡数が多い肺がんについて
秋田県医師会の中麻衣子先生に伺った。
肺がんの怖いところは罹患率と比較して死亡率が高いところで、
2018年の死亡数は男性で約5万2千人と1位、女性は大腸がんについで2位となっている。
治療全体では大きく分けると手術療法、化学療法、放射線治療がある。基本的に手術が可能なのはステージⅢA期までだ。
根治を目指すためには手術が中心になるがステージによっては化学療法を組み合わせる場合もある。
原因の70%がタバコのため肺がんの予防で重要なのは禁煙だといえる。もし、現在タバコを吸っている人が全員禁煙できれば男性で60%、女性で20%の肺がん患者が減るといわれている。
肺がんは早期であればあるほど5年生存率が高く手術のみで根治を目指せるがんでもある。
肺がんを予防するためには禁煙と定期的な検診が大切だ。