Vol. 521回「肺がん検診について」

2020年11月22日

喫煙により罹患リスクが大幅に高まる肺がんについて
秋田県医師会の中麻衣子先生に伺った。
肺がんは早期の場合はほぼ無症状で進行とともにせき、痰、血痰、発熱、呼吸困難、胸痛などの呼吸器症状が現れる。
複数の症状が見られたり長引いて気になった場合は早めに医療機関を受診しよう。
喫煙は肺がんとの関わりが大きいため喫煙歴のある40歳以上の人は症状が無くても特に注意が必要だ。
肺がんの検診は問診、胸部レントゲン検査、喀痰細胞診。
50歳以上で1日の喫煙本数×喫煙年数が600以上の人をハイリスク軍として喀痰細胞診を追加して検査する。
過去に喫煙をしていた人も対象だ。
気になる症状がある場合は検診を待たずに医療機関を早期に受診しよう。早期であればあるほど5年生存率が高く手術のみで根治を目指せるがんでもある。早期発見し早期治療ができれば元気で長生きできる可能性が高くなるため定期的な検診を受けよう。