Vol. 520回「肺がんとは」

2020年11月15日

がんの中で最も死亡数が多い肺がんについて
秋田県医師会の中麻衣子先生に伺った。
肺がんとは気管支や肺胞の細胞ががん化した悪性腫瘍で大きく小細胞肺がんと非小細胞肺がんに分けられる。
肺がんの年齢別でみた罹患率だと40代後半から増加し高齢になるほど高くなっている。
男女別の罹患率でみると男性は女性の2倍以上に及ぶ。
日本において最も死亡数が多いがんであり、2020年における推計でも増加傾向にある。
肺がんは喫煙との関連が非常に大きいがんだ。タバコを吸わない人でも周囲に流れるタバコの煙を吸う受動喫煙でも発祥の危険性が高まるとされて、世界では受動喫煙が原因で年間約60万人の人が亡くなっている。
早期がんには症状がなくステージ1の患者さんの半分が検診で発見されていることから、検診での早期発見がいかに大事かがわかる。タバコを吸う人も吸わない人も毎年肺がん検診を受けよう。