Vol. 519回「大腸がんに立ち向かうために」

2020年11月08日

部位別罹患数トップの大腸がんについて
秋田県医師会の大場麗奈先生に伺った。
秋田県の大腸がんの現状は罹患率が全国1位と高く各年代でも高いことが示されているため、検診を積極的に行うなどの消化器がん対策がすべての年代で必要である。
2016年の秋田県の検診受診率は36.3%で国が定める目標の50%には及んでいない。
受診率を上げるうえで大きな壁となっているのは60歳以上の検診受診率が低いことだ。手遅れにならないように定期的な検診受診を受けよう。
大腸がんは早期発見さえすれば他のがんより完治する確率が高いがんである。現在新型コロナウイルス感染症の影響で検診受診率が3割ほど減少傾向にあり大腸がんの発見数も4000人近く減る可能性が示唆されている。
検診は不要不急の外出ではないため症状がない方も早期発見・早期治療のために積極的な検診受診を受けよう。